5月10日(2日目) 初めてのチューブ&ロンドンバス
初めてロンドンで朝を迎える日、何をするかはあんまり詰めていませんでした。
とにかく翌日から学校なので、学校に滞りなく行けるよう準備すること。
前日は車移動で最寄駅への道順もわからないため、まずはそこから始めました。
地図を片手に表へ出てびっくり。
寮の前の通りから始まり、大通りから一本でも入れば、この街は路駐だらけなんです。

と言ってもこのとおり、道路の両端には、真ん中に車一台は通れるスペースを残して点線が。これは、停めてもいいということなんでしょうか。
寮があるロンドンの「ゾーン3」は、高級住宅地も含む落ち着いた住宅街なのですが、通りを歩いて見る限り、あまり敷地内に駐車場のある家はありません。
こういう駐車の仕方が常識なのかも。
しかし、写真にもあるように、進行方向(左側通行)無視で停まっているのには驚きw
イギリスのナンバープレートは、英英数数 英英英の7ケタ。黄色のプレートが圧倒的に多いですが、白もちらほらいます。
駅までの道を地図を見ながら歩くと、いわゆる町の公園が。



雰囲気は、日本の公園とあまり変わりません。ただ、日本みたいに「遊具が危ない」とつまらないことは言われていないのか、ターザンロープやブランコなど遊具は豊富。木の遊具が多く、どれもまだわりと新しそうでした。
片隅に卓球台があるのが面白い(笑)

公園にいた鳥。たくさんいたので一般的な鳥だと思うんですが、日本では見たことない。
ちなみに鳩は日本と同じグレーのやつがいます。ただしあんまりたくさんは見ないかも。
ロンドンの町は、すべての通りに名前が付いています。
通りの入口には名前のプレートが付いていて、地図を見ながら歩くにはとても便利です。というかそれに助けられてなんとか歩いている。
駅に辿り着いての、私のミッションは「オイスターカードの入手」。

もはやロンドンに行くには短期間でも必需品のオイスターカード。日本人にこの名前を言うと、なぜオイスターというリアクションしか返ってきませんが、要は日本のSuicaです。Suicaだって食べ物の名前じゃないか。
但し、あれと違って、カバー範囲はロンドン市内のみ。
オイスターカード普及率を上げたいロンドン市政により、オイスターカードでの切符との割引率はえらいことになっていて、切符を使おうとすると2倍くらい高くなるそうです。
値段設定はかなり微妙で、定期券(トラベルカード)を買っても、オイスターのチャージを使うのと較べて、週5日しか使わない場合元が取れないんだとか。
ロンドンの街は同心円状に1~9のゾーンで区切られていて(7~9は端の端だけのため、基本的には1~6)運賃もこのゾーンを超えると上がる、というシステム。バスはどれだけ乗っても同額の都市バスシステム。でも地下鉄もバスも1日の上限額が決まっていて、どんなに乗ってもそれ以上は引かれない(だいたい、一日乗車券と同じくらいの値段で止まる)という観光客大喜びの設定。
注意が必要なのは、電車では降りるときの精算ができず、もし降りたときに残高不足だとかなりの額の罰金を取られるんだとか。ただ払い戻してもらうのも面倒なので観光の場合かなり要注意。私も今からドキドキしている。帰る頃には払い戻しを要求する英語くらいすらっと言えると信じて、多めにチャージしておくべきかなwあと、バスでのチャージもできません。
さて、私はその毎度毎度のチャージもイヤだし、土日もどこかしら行くのは間違いないので、寮⇔学校区間のトラベルカード付きを購入。Suicaの記名/無記名同様に登録/無登録が選べて、無登録なら機械でも買えるのですが、トラベルカード付きの場合やもし落としたとき保障してもらえるようにしたいなら登録が必要。
登録する場合、駅に置いてある申込用紙に名前や住所を書き、窓口で駅員さんに作ってもらうのですが…いわゆる一般の現地の人(学校関係者ではなく)と話すのは、ここが初めて!!!
で、いきなり心折れましたw
日本と同じで駅の窓口はプラスチック板越しなのですが、マイクとスピーカーはあるもののいちいちそんなもん使用しません。でも、このプラ板越しにくぐもった声でぺらぺらと喋られてもまったくわからない。
とりあえず申込用紙を差し出すと、(たぶん)「チャージはいくらするの?」みたいなことを訊かれました。わからないのでとりあえず要求を述べようと「Travel Card. Zone 1 to 3.」とやけくそで言ってみました。
すると駅員のおじさん「One *** ?」と訊いてきます。ワンしか聞こえない。だから1~3だってば!!と思い、「1 to 3!!」と繰り返すと、おじさん苛立ったように「One day? One week? Or one month?」と。
トラベルカードは、期限を1日・1週間・1ヶ月から選べるんです。それを訊かれていたことにやっと気付き、慌てて「One month.」と答えると、おじさんはすっかりぶすったれた顔でようやく手続きは完了しました。
イギリスはカード社会だと言いますが、本当にいろんなところでカードが使えます。飲み物などの自販機だけはやめておいた方がいい(スキミング被害を避けるため)と言いますが、サインなしの暗証番号入力のみで、それこそオイスターカードのチャージもレジの支払いも何でもできます。店員さんに渡すのではなく窓口やレジ前にくっついている機械に自分で突っ込み、暗証番号とエンターを押せば完了なので店員さんも小額でも嫌がらないんですね。こっちもカードを使うことに面倒くささはありません。
で、この駅の窓口にもしっかりカードスキャナーは付いているので、1ヶ月のトラベルカードはわりと高額ですし、怖々カードを突っ込み暗証番号を入力して、すごく機嫌の悪そうな駅員のおじさんに渋々の「Thank you.」を言われながらオイスターカードを受け取って、ようやく1つミッションコンプリートしました。
お固く言えばアンダーグラウンド、通称チューブであるところのイギリスの地下鉄は、東京の入り組んだ地下鉄・電車網に慣れている身としてはかなり使いやすいです。ぶっちゃけこの日1日で交通網にはかなり慣れました(笑)
チューブマップは駅のいたるところに置いてありますし、改札の外にバスと地下鉄の大きなマップも貼ってあって、今いる場所と目的地の間をその図で見れば簡単にアクセス方法はわかります。一応、London Tube Liveなるアプリもあり、入れてありますが、あんまり使いません。
なぜなら、ロンドンの地下鉄は東京のように進んではおらず、地下道内はもちろん駅の中で地下部に降りただけでも電波は入らないからです。
これ、実は結構痛いです(笑)東京の地下鉄も地下道内での電波開通は最近のことですが、以前でも駅に着けば電波は入りました。ロンドンチューブは、駅であろうが地下道であろうが地下の間は電波は入りません(笑)電車が、とても暇なんですね(ロンドンは、体感で言うとそんなに治安の悪い街ではないと思いますが、さすがに電車で寝るのは危険かと)。
ちなみに空港のエスカレーターでは日本人が多かったからか左側並びで、イギリスもそうなのかと思いましたが、駅に行ってみたら右側並びでした。でも、エスカレーターの速度自体が日本よりかなり速いからかwあんまり横をすり抜けていく人は多くありません。
電光掲示板もあります。何時何分着ではなく何分後着という表記。時刻表などもないのでもしかしてそのあたりは不明瞭?w終電が何時かわからないのがちょっと怖い。
ひとまず学校の最寄り駅へ。30分くらいかかる。ドアtoドアで言うと、結局いつも日本で大学行くのと変わらない1時間弱くらいにw
地下鉄は長椅子が向き合っていて、一つの椅子が六人掛け。優先席ははじの長椅子に1つだけ用意されています(たぶん)。全体的に電車は小さく、屋根も低くて幅も狭いです。日本のように長椅子と長椅子の間に2列立つのは無理そう。
また、とっっっても揺れます。ガタガタ音立てるレベルで揺れます。日本のいちばん古い地下鉄だってこうはならないと思う。立っていて何も手すりなど持っていないと、結構強か壁に打ちつけられるレベル。
さて、寮はゾーン3にあって、ほんとにまわりはほぼ家しかないんです。駅前まで行ってもそうそう大きなお店はなく、どれも日曜は閉めちゃってるような。
学校はゾーン1でつまりロンドンの中心地なので、駅構内にも店があり、駅の外にはバス停がいくつも、食べ物屋や服屋もあり、なんだかほっとする賑やかさです。
ロンドンは同心円状に街ができているので、賑わっているところは本当に限られていて、中心から離れれば離れるほどいわゆるドーナツ状に何もなくなっていきます。東京だとそれこそ山手線沿いにでも、新宿・渋谷・池袋・品川・東京と賑わっている場所がある程度分散しているんだけど。ロンドンももっと土地勘を持てばそういうふうに思うのかな。
というわけで、ほっとしついでに駅の中にあるドラッグストアに入ってみました。
ロンドンは水道整備はわりと良いらしいですが、いかんせん寮の建物が古いので水道水を飲む勇気がなく、前日飛行機の中で飲んで以来水を飲んでなかったんですね(笑)Drinkという文字が見えたのでとりあえず水を買おうと思って入りました。
店の中を見学。日本でも見るものでたくさんあったのは「ニベア」。かなりたくさん商品を見かけました。また、こちらでは女性用カミソリが売っていないと聞きましたが、普通にありました。ただ、高い!!1500~3000円くらいしていたと思います(シックハイドロとかあのあたりのもの)。
ドラッグストアコスメはメイベリンなどはこちらにもあるようです。他の店で見たものですが、シャンプーで日本にもあるものは、ロレアルパリ・ハーバルエッセンス・パンテーンを見かけました。
目に止まったのはこれ。ハンドソープです。なんか、全部パッケージがかわいい。
日本だとキレイキレイとかビオレとかミューズとか…そもそも中身が見えないし素っ気ないパケが多い&中身もただの白ですよね。
ただ、まぁ想像できると思いますがこのハンドソープなかなか曲者で、寮に誰かが買ってきたやつがあるのですが、もちろん殺菌効果なんてたいていのやつにはない&物によっては匂いがきつい&手が乾燥する(笑)そういう意味での質は日本製品万歳です。でも、日本メーカーが本気を出せばこういうパケでこういう色でかわいい+今の日本製品の良い品質というものもちゃんと作れるんじゃないかと思うわけです。
このハンドソープ、89pと見えると思いますが、要は150円くらいです。かわいいし日本で見ないし、荷物に余裕さえあればお土産にもなるかもなぁ。
そしてお水。日本だと日本の水っていろはすも南アルプスもだいたい同じ値段なのですが、ボルヴィックとエビアンは格差社会でした。でもそういえば日本でもボルヴィックって少し安いな。
ボルヴィックは2本買えば1本あたり50pなのに対し、エビアンは1本で£1.1!ひえー。なので、ボルヴィックは売切れですね(笑)別にいいです、エビアン好きだし(200円と考えたらかなり高いけど!)。それにウィンブルドンのマークが付いてるのでなんか買いたくなります…。
ちなみにこの○個買えば○円、というの、この「2 for £1」のような書き方以外に「Buy 2 Save 50p」というような書き方もよく見かけます。
ところでp=ペンス、£=ポンドだけど、両方つづればpから始まるの微妙にわかりづらいと思いませんか…w
この水を買うのが初買い物。先刻の駅員さんの例があるので怖々とレジへ。「お次のお客様どうぞ~」というのは「Next please.」と言われます。「次の人来てください」なので、やはり日本よりは少し高圧的かも。
ここでは心配は杞憂で、レジの店員さんはかわいい金髪のおねーさん。ニコニコしながら「袋いりますか?」的なことを訊いてくれる。タクシーも乗らないしホテルでもないから結局まだ一度も使っていないのだけれど、一応チップ用に£1コインが欲しかったので現金払い。おねーさんに「Have a nice day!」と見送られる。感じのいい店員さんはよく言ってくれる文句みたい。観光客っぽい人には進んで言うのだろうか。
さらにジュースがたくさんあったので物色しました。このマンゴージュース。果汁何%なのかもよくわからないのでおそるおそる買ってみましたが、意外に美味しい(笑)書いてあるとおり99pとお安めでこの味は当たりでした。どこでも売ってるって感じじゃないけど。
………そういえば「イギリスから日本の皆様をシュウェッとしに参りました」のシュウェップス、こちらで見かけてませんwオランジーナみたいにイギリス発のものかと勝手に思ってたけど、そういうわけじゃないのかw
駅から表に出ると、早速ロンドンバスが走っています。
ロンドンバスって、勝手に「今はもう現役じゃないけど観光客向けに一定の場所でだけ走ってる」ものかと思ってたんですが、ロンドンのバスは文字通り全部これですwたまに、2階建てじゃないのもあります。でも赤いは赤い。
早速学校へ。
高そうなホテルや、
いったい何が出てくるのか興味はある店の前を通り、(なんだ出船って)
こちらが、学校の入っている建物。
wimpoleという単語はわからないものの、これ、脱毛サロンやんな?とうけながら、場所を確認したのでUターン。
ロンドンの賑やかな街を初めて見るので、ちょっとうろうろすることに。
寮の傍にあったポストと、学校の傍のポスト。やはり中心街のポストは大きいらしい。

FRANKED MAILってなんだろ?STAMEDと比較されていることを考えると、切手を貼らずに出せるんだろうか…?日本で言う料金後納郵便用だろうか?
そういう言い回しなんだ、と思って撮影。いわゆる「高さ○○㍍まで」。room=余裕・余白的なあれですね。
これもそういう言い回しなんだシリーズ。To rentじゃないのね。
ロンドン名物レンタル自転車。ただ、個人所有のものも含めて、自転車に乗ってる人はあまり見ない。見てもガチサイクラーっぽい人ばっかりです。
乗ってみたいけど、いまひとつどこにこの駐輪場があるのか把握できないので、乗りづらい(笑)
初めて見かけた「スーパー」へ。ここは小さめの店。
水コーナーにて、このエビアンを発見。この、調味料みたいなパカッていうキャップ、ウィンブルドンで選手が飲んでいるのを見て、お母さんが「普通に売ってるのもこれだったいいのに、便利だよねえ」と言っていたもの。こっちでは「普通に売ってる」ようですw
日本と違うシャラポワデザインだし、一回買いたいですね。
紅茶コーナーへ。トワイニングスは、日本にもありますが、パッケージデザインが全然違う。なんかちょっとオリエンタル?な雰囲気。フレーバーティーもいっぱいあります。

牛乳は紙パックではなくプラボトル。1.136ℓと、その倍の2.272ℓがある。微妙すぎると思ったら、ガロンとかあっち系の昔の単位で、1クオートらしい。でも、1.136ℓって書くくらいなら1ℓでいいじゃんww
ちょっと心惹かれるフレーバーミルクもあります。
ちょこちょこ買い物をしたのですが、ここで私初めてのセルフレジに遭遇。
日本でもセルフレジってあるけど、電子マネーしか使えなかったりが多いかと思うんですが。ロンドンではかなり多くの生活商店でセルフレジが設置されています。クレカはもちろん現金払いもできます。
お客さんも多くない時間だったためか有人レジに人もおらず固まる私。しかし、レジ前で作業をしていた年配のおじさんが来て、ニコニコ教えてくれました。こちらも、良い店員さんで助かりました…。
ロンドンの信号はかなり雑で、信号も横断歩道も設置されていない道がいっぱいあります。そして車の行き来を見て信号無視する人がこのとおり結構多いですw
子供の手を引いたお母さんだけが、教育のためなのか子供の安全のためなのか、厳密に信号を守っているイメージ。
いろんな惣菜+食材の店が入った複合店みたいなものを発見し、中へ。
食材売り場がかなりの衝撃度。
魚の切り身が…そのままで外気に晒されているよ…。

日本のキュウリをキューカンバーと訳したら語弊が出る模様ですね。
さらに、別のおそらく大手の(既に2店舗見た)大型スーパーを発見し、そこにも突入。ちょっとしたフードコートのような場所があったので、ロンドンに来て初めての食事…。
ソーセージマフィンとポテト。マフィンは普通に美味しかったのだけれど、ポテトは薄味かなぁ…。マフィンも、やや単調な味ではありました。まぁイギリスの食事はまずいと身構えていたのでそれよりは全然w
ちなみに、最初グリルベーコンのマフィンを頼んだのだけど、売切れだったらしくソーセージかハム&チーズに替えてもらえる?というのを向こうが提案してきた英語がわからず焦りました。
ある程度見たのでここを離れることにして、まだまだ時間もあるので、キングスクロス駅へ行ってみることに。前日車で通った感じからしてそう遠くないはず!という雑な決定でしたがそう遠くなかったです。
最初は電車で行くつもりでしたが乗換が微妙なこと、ロンドンバスに乗ってみたさも加えてバスにしました。バス乗換なしで行けます。
早速2階へ。わりと揺れるので、階段を上るときはしっかり手すりを掴みましょう…。

混んできた場合に、女性は見知らぬ女性の隣に座るし、見知らぬ男性の隣にも座るけど、男性の方が見知らぬ女性の隣に座ってくることはあまりないようです。
ちなみにこのバス1台で7つも監視カメラが付いていました。さすがロンドン。
なんだか日本的なセンスのイラストを見かけたり、
こちらでよく見かける広告は100円マックではなく99pバーガーキングだなぁなどと。
そしてバスから降りると、この「キングスクロス・スクエア」の前です。
ここの中が直接キングスクロス駅なわけではなく、このちょっと横です。(キングスクロス・スクエア自体が何なのかはよくわかっていない私)
駅の売店には、すごーくアメリカンなドーナツが☆
ちょっと、興味はあります(笑)最初自販機かと思った。
キングスクロス駅に観光に来る人たちの目的はこれ。
いつだかできたというので話題になっていた、9 3/4線ホームに入るところのセットというやつです。
実際は改札外にあるため本当にホームとホームの間に設置されているわけではないです。切符はいりません。

きちんと係の人たちがいて、好きな寮のマフラーを選ばせ、立ち位置やポーズを提案し、最後にはマフラーを持って撮る瞬間にたなびくようにふわっとしてくれます。
被写体はやっぱり子供たちが多い。
このおねえさんたちのお給料の元手にもなっているのでしょう、アイテムショップももちろんあります。
ハリポタできてから行ってないのでわかんないんですけど、USJにもあるとかないとかいう「誰々の杖」とか、セーターやマフラーの類はもちろん、杖の形のペンとか関連グッズがいっぱい売ってました。
そしてこの駅の中にもある、「わさび~スシ&ベントー~」なる店。
この店は別店舗で中を覗いたので後程。
ハリポタのところ以外は普通の大型駅です。
この駅のトイレは、30p払うと入れるわりときれいなトイレなのですが、その入口の通行機前で固まっている女性に遭遇。
私から見たらわかりませんが、その女性もどうやら外国人だったらしく、「20p入っています、残り10p」という表示の前で硬直。
私がどうしたんだろうとちらっと見ていると目が合ってしまい、女性「Do you want to use my 20p?」と訊いてくる。わけがわからない。リジェクトボタンを押すも、硬貨は戻ってこない。
キョトンとし合っている私たち2人を見て、駅員さんが近寄ってくる「May I help you?」と女性に問うが、私にもわかるレベルで女性の言っていることはわけがわからない(笑)結局、駅員さんは諦めて「こっちから入っていいよ」と通用口を開けて女性を通していました。
ところでイギリス硬貨はものすごく数字表記が小さい。女王様の顔がデカデカと付いているのはいいけれど、その意匠がわからない人間にとってはこれが何ペンス硬貨なのか判断するにはものすごくまじまじと見ないといけないのです。日本の硬貨はダサいけれど実用性においては素晴らしいですねw
まだ時間があるので、バスで通過してきたところ繁華街のようであったオックスフォードストリートへ戻ることに。素直に引き返しのバスに乗って。
PRIMARKなるファストファッション店があります。
入ると、なかなか攻撃的な安いTシャツがあったり、

元ネタを知らないことが察せられる絵文字Tシャツがあったり、
見た目はとっても可愛いんだけど匂いがドギツすぎてあかんマニキュアがあったりします。
ちなみに服だけでなく、ちょっとしたホーム小物も売っています(クッション、ブランケット、ベッドリネン、プラスチックカップなど)。
私は、寮の部屋でちょうど洗濯物の置き場に困っていたので、ランドリーボックスを買いました。600円くらいだったかな?
そして先刻のわさびの店をまた見つけたので入ってみることに。ちなみに、わりと賑わっています。

ヨーロッパ人はサーモンが好きと聞いたことはあるような気がしますが、たしかにサーモンが目に付きます。あとカッパ巻き(でもあのキューカンバーで作られてるんだよなw)。
他に、コンビニっぽいおにぎりやどら焼き、大福が売っていたり。
「週末のために、働く」ヨーロッパらしいいいキャッチコピーですね。
日本にもある店。クレアーズはグローバルなんだよね。日本企業は日本語ロゴを普通に打ち出してるものなのね。ユニクロはともかく無印良品があったのは驚きました。


興味本位で無印に入ってみることに。商品は日本で売っているものとたぶんまったく同じで、タグも付け替えることなく日本語のタグが付いていました。
そして値段は…換算してみればわかるとおり、かなり…w
オックスフォード・サーカス駅前の街角にいた路上ブラスバンド。いわゆるコインを投げ入れられていくアレですね。結構人が群がっていました。
実はこの後ろ、ナイキの大規模店舗なんです。入ってみました。

しかし、メンズのテニスウェアは置いているのに、レディースのテニスウェアはなぜか置いてないんですよね…。
ディミ君の着ていたウェアはあるのにマリアの着ていたウェアはないんだよ!!!!練習で着てそうなレギンスパンツとかタンクトップとかはなんとなくありましたが。
その前に入ってみたスポーツウェアショップでも、なぜか女性物は「テニスウェア」ってものは置いてないんですよね…うーん。
さて、このあとちょっとした事件がw
一応寮の最寄り駅が2駅あるのですが、帰りは行きと違う方から帰ろうと思い、その駅で降車。
当然帰り道がわからないので、そもそも右と左どちらの出口から出ればいいのか…と駅出口付近の地図と手持ちの地図とをにらめっこ。
すると、見知らぬアラブ系っぽい顔立ちの男の子が「どうしたの?大丈夫?教えようか?」と声を掛けてきました。
助けてもらいたいのは山々だけれども、見知らぬ男の子だしちょっと警戒するわけで、うーん、と地図を睨むふりをして半笑い。でも男の子は傍で待っていて、「どう?わかる?どこに行くの?」と訊いてきます。
私は諦めてとりあえず手持ちの地図を渡してみました。すると男の子は地図を見てふんふんと頷き、さらにポケットから出したスマホに地図に載っている住所を入力して調べてくれ、「Ok, I'll show you.」と。
showという言葉を使うものだとは思わなかったけれど、おそらく「口で説明するより送るよ」という意味であることは察しました。ただ…こっちがまったく道をわからない状況でついていくのも…迷いどころ。でも、時間も5時前、ロンドンは日の出日の入りが日本より後ろにずれているのでまだ真昼間のような明るさ。連れ込まれるような変な施設がある町柄でもないし、ととりあえずちょっとついていってみることに。
歩き出すと「You come from China?」と言われ、私がやっぱ似て見えるのかwつらいwと思いつつ「No, no, Japan.」と答えると、ほぼ同時に「Japan?」と訊かれ、正直私には国際社会の中の日本の立ち位置はよくわからないけれど、日本人がこういう顔をしていてロンドンに来る可能性はある人種なんだと知っている程度には他国のことを知っている子なんだな、と思う。
そのあとも、ときどきだけ話しかけてくれ、私がThank youと言ったら「日本語では、アリガトウゴザイマスって言うんでしょ」と微笑み、「旅行で来てるの?」「勉強?何の勉強?」「大学に行くの?」と私の拙いというか拙すぎる英語をわかっていながら、ちょこちょこ雑談を振ってくれるのです。Oxfordという単語を使って何か訊かれたときには「オックスフォード大学に行くの?」と訊かれているのかと思って慌ててNoと言いましたが、男の子は気を悪くすることもなく、「オックスフォード・ストリートに行ってきたんじゃないの、今日?」と。そのtodayの単語でストリートのことを言われているとわかり、「Yes! Why?」と訊けば、彼は先刻のPRIMARKの紙袋を指差して、それだよと笑うのです。
途中で学校の前を通りました。すると男の子がその学校を指して「ぼく、ここの学校に通っているんだ」と。その学校は「school for boys」という看板を掲げていました。道に迷っている見知らぬ女の子を送っていくような子なのに男子校なのか、と思い「Boys only?」と訊くと、どうもこの語順が悪かったようで伝わらず。「Only boys?」と訊き直すと男の子は笑い、「そうなんだ、11歳~15歳までね。でも来年から共学になるんだよ」と。
そこで私「………ん?」その学校はSecondory school、そのときの私は知りませんでしたがまぁ日本で言うなら中学に当たるくらいの学校。
この男の子、11歳~15歳なの??と私内心動揺。見た目としては、大学生くらい=同い年くらいかと思っていたわけです。
結局男の子は「もう一度地図見せてくれる?家、何番だっけ」(このあたりは家に全部番号が振ってあり、たとえば私の寮が302なら隣は301と303という具合に通りごとに番号順に並んでいます)と確認したのち、本当に家の前まで送ってくれたのです。「Here? Right?」と訊き、私が「Yeah!! Thank you!!」と言うと、ニッコリ笑って「Have a nice day! What's "have a nice day" in Japanese?」と。あまり日本語で言う言い回しではないので迷いつつ「ヨイイチニチヲ?」と答えたら、嬉しそうな笑顔で「Yeah! Have a nice day, bye!」と手を振って帰っていったのです。
中学生だったのかは謎です。私の訊き間違いで「通ってる」のではなくて「通ってた」のかもしれないし。(ただ、goとwentは明らかに違うので、間違えてないとは思う。goと彼は繰り返していた)あと、やっぱり日本人=私が幼く見えるのかなと思ったけど、大学に行くの?って訊かれたってことはその年頃に見えてたんだよね…。
でもとりあえず……なんて、イケメンなんだ!!!!
イギリスに来て初めて出会った英国紳士です。
感謝感謝です。そっちの駅の方が少し近かったので、彼に率いてもらった道で3日目も行き来しております。
とにかく翌日から学校なので、学校に滞りなく行けるよう準備すること。
前日は車移動で最寄駅への道順もわからないため、まずはそこから始めました。
地図を片手に表へ出てびっくり。
寮の前の通りから始まり、大通りから一本でも入れば、この街は路駐だらけなんです。

と言ってもこのとおり、道路の両端には、真ん中に車一台は通れるスペースを残して点線が。これは、停めてもいいということなんでしょうか。
寮があるロンドンの「ゾーン3」は、高級住宅地も含む落ち着いた住宅街なのですが、通りを歩いて見る限り、あまり敷地内に駐車場のある家はありません。
こういう駐車の仕方が常識なのかも。
しかし、写真にもあるように、進行方向(左側通行)無視で停まっているのには驚きw
イギリスのナンバープレートは、英英数数 英英英の7ケタ。黄色のプレートが圧倒的に多いですが、白もちらほらいます。
駅までの道を地図を見ながら歩くと、いわゆる町の公園が。



雰囲気は、日本の公園とあまり変わりません。ただ、日本みたいに「遊具が危ない」とつまらないことは言われていないのか、ターザンロープやブランコなど遊具は豊富。木の遊具が多く、どれもまだわりと新しそうでした。
片隅に卓球台があるのが面白い(笑)

公園にいた鳥。たくさんいたので一般的な鳥だと思うんですが、日本では見たことない。
ちなみに鳩は日本と同じグレーのやつがいます。ただしあんまりたくさんは見ないかも。
ロンドンの町は、すべての通りに名前が付いています。
通りの入口には名前のプレートが付いていて、地図を見ながら歩くにはとても便利です。というかそれに助けられてなんとか歩いている。
駅に辿り着いての、私のミッションは「オイスターカードの入手」。

もはやロンドンに行くには短期間でも必需品のオイスターカード。日本人にこの名前を言うと、なぜオイスターというリアクションしか返ってきませんが、要は日本のSuicaです。Suicaだって食べ物の名前じゃないか。
但し、あれと違って、カバー範囲はロンドン市内のみ。
オイスターカード普及率を上げたいロンドン市政により、オイスターカードでの切符との割引率はえらいことになっていて、切符を使おうとすると2倍くらい高くなるそうです。
値段設定はかなり微妙で、定期券(トラベルカード)を買っても、オイスターのチャージを使うのと較べて、週5日しか使わない場合元が取れないんだとか。
ロンドンの街は同心円状に1~9のゾーンで区切られていて(7~9は端の端だけのため、基本的には1~6)運賃もこのゾーンを超えると上がる、というシステム。バスはどれだけ乗っても同額の都市バスシステム。でも地下鉄もバスも1日の上限額が決まっていて、どんなに乗ってもそれ以上は引かれない(だいたい、一日乗車券と同じくらいの値段で止まる)という観光客大喜びの設定。
注意が必要なのは、電車では降りるときの精算ができず、もし降りたときに残高不足だとかなりの額の罰金を取られるんだとか。ただ払い戻してもらうのも面倒なので観光の場合かなり要注意。私も今からドキドキしている。帰る頃には払い戻しを要求する英語くらいすらっと言えると信じて、多めにチャージしておくべきかなwあと、バスでのチャージもできません。
さて、私はその毎度毎度のチャージもイヤだし、土日もどこかしら行くのは間違いないので、寮⇔学校区間のトラベルカード付きを購入。Suicaの記名/無記名同様に登録/無登録が選べて、無登録なら機械でも買えるのですが、トラベルカード付きの場合やもし落としたとき保障してもらえるようにしたいなら登録が必要。
登録する場合、駅に置いてある申込用紙に名前や住所を書き、窓口で駅員さんに作ってもらうのですが…いわゆる一般の現地の人(学校関係者ではなく)と話すのは、ここが初めて!!!
で、いきなり心折れましたw
日本と同じで駅の窓口はプラスチック板越しなのですが、マイクとスピーカーはあるもののいちいちそんなもん使用しません。でも、このプラ板越しにくぐもった声でぺらぺらと喋られてもまったくわからない。
とりあえず申込用紙を差し出すと、(たぶん)「チャージはいくらするの?」みたいなことを訊かれました。わからないのでとりあえず要求を述べようと「Travel Card. Zone 1 to 3.」とやけくそで言ってみました。
すると駅員のおじさん「One *** ?」と訊いてきます。ワンしか聞こえない。だから1~3だってば!!と思い、「1 to 3!!」と繰り返すと、おじさん苛立ったように「One day? One week? Or one month?」と。
トラベルカードは、期限を1日・1週間・1ヶ月から選べるんです。それを訊かれていたことにやっと気付き、慌てて「One month.」と答えると、おじさんはすっかりぶすったれた顔でようやく手続きは完了しました。
イギリスはカード社会だと言いますが、本当にいろんなところでカードが使えます。飲み物などの自販機だけはやめておいた方がいい(スキミング被害を避けるため)と言いますが、サインなしの暗証番号入力のみで、それこそオイスターカードのチャージもレジの支払いも何でもできます。店員さんに渡すのではなく窓口やレジ前にくっついている機械に自分で突っ込み、暗証番号とエンターを押せば完了なので店員さんも小額でも嫌がらないんですね。こっちもカードを使うことに面倒くささはありません。
で、この駅の窓口にもしっかりカードスキャナーは付いているので、1ヶ月のトラベルカードはわりと高額ですし、怖々カードを突っ込み暗証番号を入力して、すごく機嫌の悪そうな駅員のおじさんに渋々の「Thank you.」を言われながらオイスターカードを受け取って、ようやく1つミッションコンプリートしました。
お固く言えばアンダーグラウンド、通称チューブであるところのイギリスの地下鉄は、東京の入り組んだ地下鉄・電車網に慣れている身としてはかなり使いやすいです。ぶっちゃけこの日1日で交通網にはかなり慣れました(笑)
チューブマップは駅のいたるところに置いてありますし、改札の外にバスと地下鉄の大きなマップも貼ってあって、今いる場所と目的地の間をその図で見れば簡単にアクセス方法はわかります。一応、London Tube Liveなるアプリもあり、入れてありますが、あんまり使いません。
なぜなら、ロンドンの地下鉄は東京のように進んではおらず、地下道内はもちろん駅の中で地下部に降りただけでも電波は入らないからです。
これ、実は結構痛いです(笑)東京の地下鉄も地下道内での電波開通は最近のことですが、以前でも駅に着けば電波は入りました。ロンドンチューブは、駅であろうが地下道であろうが地下の間は電波は入りません(笑)電車が、とても暇なんですね(ロンドンは、体感で言うとそんなに治安の悪い街ではないと思いますが、さすがに電車で寝るのは危険かと)。
ちなみに空港のエスカレーターでは日本人が多かったからか左側並びで、イギリスもそうなのかと思いましたが、駅に行ってみたら右側並びでした。でも、エスカレーターの速度自体が日本よりかなり速いからかwあんまり横をすり抜けていく人は多くありません。

電光掲示板もあります。何時何分着ではなく何分後着という表記。時刻表などもないのでもしかしてそのあたりは不明瞭?w終電が何時かわからないのがちょっと怖い。
ひとまず学校の最寄り駅へ。30分くらいかかる。ドアtoドアで言うと、結局いつも日本で大学行くのと変わらない1時間弱くらいにw
地下鉄は長椅子が向き合っていて、一つの椅子が六人掛け。優先席ははじの長椅子に1つだけ用意されています(たぶん)。全体的に電車は小さく、屋根も低くて幅も狭いです。日本のように長椅子と長椅子の間に2列立つのは無理そう。
また、とっっっても揺れます。ガタガタ音立てるレベルで揺れます。日本のいちばん古い地下鉄だってこうはならないと思う。立っていて何も手すりなど持っていないと、結構強か壁に打ちつけられるレベル。
さて、寮はゾーン3にあって、ほんとにまわりはほぼ家しかないんです。駅前まで行ってもそうそう大きなお店はなく、どれも日曜は閉めちゃってるような。
学校はゾーン1でつまりロンドンの中心地なので、駅構内にも店があり、駅の外にはバス停がいくつも、食べ物屋や服屋もあり、なんだかほっとする賑やかさです。
ロンドンは同心円状に街ができているので、賑わっているところは本当に限られていて、中心から離れれば離れるほどいわゆるドーナツ状に何もなくなっていきます。東京だとそれこそ山手線沿いにでも、新宿・渋谷・池袋・品川・東京と賑わっている場所がある程度分散しているんだけど。ロンドンももっと土地勘を持てばそういうふうに思うのかな。
というわけで、ほっとしついでに駅の中にあるドラッグストアに入ってみました。
ロンドンは水道整備はわりと良いらしいですが、いかんせん寮の建物が古いので水道水を飲む勇気がなく、前日飛行機の中で飲んで以来水を飲んでなかったんですね(笑)Drinkという文字が見えたのでとりあえず水を買おうと思って入りました。
店の中を見学。日本でも見るものでたくさんあったのは「ニベア」。かなりたくさん商品を見かけました。また、こちらでは女性用カミソリが売っていないと聞きましたが、普通にありました。ただ、高い!!1500~3000円くらいしていたと思います(シックハイドロとかあのあたりのもの)。
ドラッグストアコスメはメイベリンなどはこちらにもあるようです。他の店で見たものですが、シャンプーで日本にもあるものは、ロレアルパリ・ハーバルエッセンス・パンテーンを見かけました。

目に止まったのはこれ。ハンドソープです。なんか、全部パッケージがかわいい。
日本だとキレイキレイとかビオレとかミューズとか…そもそも中身が見えないし素っ気ないパケが多い&中身もただの白ですよね。
ただ、まぁ想像できると思いますがこのハンドソープなかなか曲者で、寮に誰かが買ってきたやつがあるのですが、もちろん殺菌効果なんてたいていのやつにはない&物によっては匂いがきつい&手が乾燥する(笑)そういう意味での質は日本製品万歳です。でも、日本メーカーが本気を出せばこういうパケでこういう色でかわいい+今の日本製品の良い品質というものもちゃんと作れるんじゃないかと思うわけです。
このハンドソープ、89pと見えると思いますが、要は150円くらいです。かわいいし日本で見ないし、荷物に余裕さえあればお土産にもなるかもなぁ。

そしてお水。日本だと日本の水っていろはすも南アルプスもだいたい同じ値段なのですが、ボルヴィックとエビアンは格差社会でした。でもそういえば日本でもボルヴィックって少し安いな。
ボルヴィックは2本買えば1本あたり50pなのに対し、エビアンは1本で£1.1!ひえー。なので、ボルヴィックは売切れですね(笑)別にいいです、エビアン好きだし(200円と考えたらかなり高いけど!)。それにウィンブルドンのマークが付いてるのでなんか買いたくなります…。
ちなみにこの○個買えば○円、というの、この「2 for £1」のような書き方以外に「Buy 2 Save 50p」というような書き方もよく見かけます。
ところでp=ペンス、£=ポンドだけど、両方つづればpから始まるの微妙にわかりづらいと思いませんか…w
この水を買うのが初買い物。先刻の駅員さんの例があるので怖々とレジへ。「お次のお客様どうぞ~」というのは「Next please.」と言われます。「次の人来てください」なので、やはり日本よりは少し高圧的かも。
ここでは心配は杞憂で、レジの店員さんはかわいい金髪のおねーさん。ニコニコしながら「袋いりますか?」的なことを訊いてくれる。タクシーも乗らないしホテルでもないから結局まだ一度も使っていないのだけれど、一応チップ用に£1コインが欲しかったので現金払い。おねーさんに「Have a nice day!」と見送られる。感じのいい店員さんはよく言ってくれる文句みたい。観光客っぽい人には進んで言うのだろうか。

さらにジュースがたくさんあったので物色しました。このマンゴージュース。果汁何%なのかもよくわからないのでおそるおそる買ってみましたが、意外に美味しい(笑)書いてあるとおり99pとお安めでこの味は当たりでした。どこでも売ってるって感じじゃないけど。
………そういえば「イギリスから日本の皆様をシュウェッとしに参りました」のシュウェップス、こちらで見かけてませんwオランジーナみたいにイギリス発のものかと勝手に思ってたけど、そういうわけじゃないのかw
駅から表に出ると、早速ロンドンバスが走っています。

ロンドンバスって、勝手に「今はもう現役じゃないけど観光客向けに一定の場所でだけ走ってる」ものかと思ってたんですが、ロンドンのバスは文字通り全部これですwたまに、2階建てじゃないのもあります。でも赤いは赤い。
早速学校へ。
高そうなホテルや、

いったい何が出てくるのか興味はある店の前を通り、(なんだ出船って)

こちらが、学校の入っている建物。

wimpoleという単語はわからないものの、これ、脱毛サロンやんな?とうけながら、場所を確認したのでUターン。

ロンドンの賑やかな街を初めて見るので、ちょっとうろうろすることに。
寮の傍にあったポストと、学校の傍のポスト。やはり中心街のポストは大きいらしい。


FRANKED MAILってなんだろ?STAMEDと比較されていることを考えると、切手を貼らずに出せるんだろうか…?日本で言う料金後納郵便用だろうか?
そういう言い回しなんだ、と思って撮影。いわゆる「高さ○○㍍まで」。room=余裕・余白的なあれですね。

これもそういう言い回しなんだシリーズ。To rentじゃないのね。

ロンドン名物レンタル自転車。ただ、個人所有のものも含めて、自転車に乗ってる人はあまり見ない。見てもガチサイクラーっぽい人ばっかりです。
乗ってみたいけど、いまひとつどこにこの駐輪場があるのか把握できないので、乗りづらい(笑)

初めて見かけた「スーパー」へ。ここは小さめの店。
水コーナーにて、このエビアンを発見。この、調味料みたいなパカッていうキャップ、ウィンブルドンで選手が飲んでいるのを見て、お母さんが「普通に売ってるのもこれだったいいのに、便利だよねえ」と言っていたもの。こっちでは「普通に売ってる」ようですw
日本と違うシャラポワデザインだし、一回買いたいですね。

紅茶コーナーへ。トワイニングスは、日本にもありますが、パッケージデザインが全然違う。なんかちょっとオリエンタル?な雰囲気。フレーバーティーもいっぱいあります。


牛乳は紙パックではなくプラボトル。1.136ℓと、その倍の2.272ℓがある。微妙すぎると思ったら、ガロンとかあっち系の昔の単位で、1クオートらしい。でも、1.136ℓって書くくらいなら1ℓでいいじゃんww

ちょっと心惹かれるフレーバーミルクもあります。

ちょこちょこ買い物をしたのですが、ここで私初めてのセルフレジに遭遇。
日本でもセルフレジってあるけど、電子マネーしか使えなかったりが多いかと思うんですが。ロンドンではかなり多くの生活商店でセルフレジが設置されています。クレカはもちろん現金払いもできます。
お客さんも多くない時間だったためか有人レジに人もおらず固まる私。しかし、レジ前で作業をしていた年配のおじさんが来て、ニコニコ教えてくれました。こちらも、良い店員さんで助かりました…。
ロンドンの信号はかなり雑で、信号も横断歩道も設置されていない道がいっぱいあります。そして車の行き来を見て信号無視する人がこのとおり結構多いですw
子供の手を引いたお母さんだけが、教育のためなのか子供の安全のためなのか、厳密に信号を守っているイメージ。

いろんな惣菜+食材の店が入った複合店みたいなものを発見し、中へ。
食材売り場がかなりの衝撃度。

魚の切り身が…そのままで外気に晒されているよ…。

日本のキュウリをキューカンバーと訳したら語弊が出る模様ですね。
さらに、別のおそらく大手の(既に2店舗見た)大型スーパーを発見し、そこにも突入。ちょっとしたフードコートのような場所があったので、ロンドンに来て初めての食事…。

ソーセージマフィンとポテト。マフィンは普通に美味しかったのだけれど、ポテトは薄味かなぁ…。マフィンも、やや単調な味ではありました。まぁイギリスの食事はまずいと身構えていたのでそれよりは全然w
ちなみに、最初グリルベーコンのマフィンを頼んだのだけど、売切れだったらしくソーセージかハム&チーズに替えてもらえる?というのを向こうが提案してきた英語がわからず焦りました。
ある程度見たのでここを離れることにして、まだまだ時間もあるので、キングスクロス駅へ行ってみることに。前日車で通った感じからしてそう遠くないはず!という雑な決定でしたがそう遠くなかったです。
最初は電車で行くつもりでしたが乗換が微妙なこと、ロンドンバスに乗ってみたさも加えてバスにしました。バス乗換なしで行けます。
早速2階へ。わりと揺れるので、階段を上るときはしっかり手すりを掴みましょう…。


混んできた場合に、女性は見知らぬ女性の隣に座るし、見知らぬ男性の隣にも座るけど、男性の方が見知らぬ女性の隣に座ってくることはあまりないようです。
ちなみにこのバス1台で7つも監視カメラが付いていました。さすがロンドン。
なんだか日本的なセンスのイラストを見かけたり、

こちらでよく見かける広告は100円マックではなく99pバーガーキングだなぁなどと。

そしてバスから降りると、この「キングスクロス・スクエア」の前です。

ここの中が直接キングスクロス駅なわけではなく、このちょっと横です。(キングスクロス・スクエア自体が何なのかはよくわかっていない私)

駅の売店には、すごーくアメリカンなドーナツが☆
ちょっと、興味はあります(笑)最初自販機かと思った。

キングスクロス駅に観光に来る人たちの目的はこれ。

いつだかできたというので話題になっていた、9 3/4線ホームに入るところのセットというやつです。
実際は改札外にあるため本当にホームとホームの間に設置されているわけではないです。切符はいりません。


きちんと係の人たちがいて、好きな寮のマフラーを選ばせ、立ち位置やポーズを提案し、最後にはマフラーを持って撮る瞬間にたなびくようにふわっとしてくれます。
被写体はやっぱり子供たちが多い。

このおねえさんたちのお給料の元手にもなっているのでしょう、アイテムショップももちろんあります。


そしてこの駅の中にもある、「わさび~スシ&ベントー~」なる店。
この店は別店舗で中を覗いたので後程。

ハリポタのところ以外は普通の大型駅です。

この駅のトイレは、30p払うと入れるわりときれいなトイレなのですが、その入口の通行機前で固まっている女性に遭遇。
私から見たらわかりませんが、その女性もどうやら外国人だったらしく、「20p入っています、残り10p」という表示の前で硬直。
私がどうしたんだろうとちらっと見ていると目が合ってしまい、女性「Do you want to use my 20p?」と訊いてくる。わけがわからない。リジェクトボタンを押すも、硬貨は戻ってこない。
キョトンとし合っている私たち2人を見て、駅員さんが近寄ってくる「May I help you?」と女性に問うが、私にもわかるレベルで女性の言っていることはわけがわからない(笑)結局、駅員さんは諦めて「こっちから入っていいよ」と通用口を開けて女性を通していました。
ところでイギリス硬貨はものすごく数字表記が小さい。女王様の顔がデカデカと付いているのはいいけれど、その意匠がわからない人間にとってはこれが何ペンス硬貨なのか判断するにはものすごくまじまじと見ないといけないのです。日本の硬貨はダサいけれど実用性においては素晴らしいですねw
まだ時間があるので、バスで通過してきたところ繁華街のようであったオックスフォードストリートへ戻ることに。素直に引き返しのバスに乗って。
PRIMARKなるファストファッション店があります。
入ると、なかなか攻撃的な安いTシャツがあったり、


元ネタを知らないことが察せられる絵文字Tシャツがあったり、

見た目はとっても可愛いんだけど匂いがドギツすぎてあかんマニキュアがあったりします。

ちなみに服だけでなく、ちょっとしたホーム小物も売っています(クッション、ブランケット、ベッドリネン、プラスチックカップなど)。
私は、寮の部屋でちょうど洗濯物の置き場に困っていたので、ランドリーボックスを買いました。600円くらいだったかな?
そして先刻のわさびの店をまた見つけたので入ってみることに。ちなみに、わりと賑わっています。


ヨーロッパ人はサーモンが好きと聞いたことはあるような気がしますが、たしかにサーモンが目に付きます。あとカッパ巻き(でもあのキューカンバーで作られてるんだよなw)。
他に、コンビニっぽいおにぎりやどら焼き、大福が売っていたり。
「週末のために、働く」ヨーロッパらしいいいキャッチコピーですね。

日本にもある店。クレアーズはグローバルなんだよね。日本企業は日本語ロゴを普通に打ち出してるものなのね。ユニクロはともかく無印良品があったのは驚きました。



興味本位で無印に入ってみることに。商品は日本で売っているものとたぶんまったく同じで、タグも付け替えることなく日本語のタグが付いていました。
そして値段は…換算してみればわかるとおり、かなり…w

オックスフォード・サーカス駅前の街角にいた路上ブラスバンド。いわゆるコインを投げ入れられていくアレですね。結構人が群がっていました。

実はこの後ろ、ナイキの大規模店舗なんです。入ってみました。

しかし、メンズのテニスウェアは置いているのに、レディースのテニスウェアはなぜか置いてないんですよね…。
ディミ君の着ていたウェアはあるのにマリアの着ていたウェアはないんだよ!!!!練習で着てそうなレギンスパンツとかタンクトップとかはなんとなくありましたが。
その前に入ってみたスポーツウェアショップでも、なぜか女性物は「テニスウェア」ってものは置いてないんですよね…うーん。
さて、このあとちょっとした事件がw
一応寮の最寄り駅が2駅あるのですが、帰りは行きと違う方から帰ろうと思い、その駅で降車。
当然帰り道がわからないので、そもそも右と左どちらの出口から出ればいいのか…と駅出口付近の地図と手持ちの地図とをにらめっこ。
すると、見知らぬアラブ系っぽい顔立ちの男の子が「どうしたの?大丈夫?教えようか?」と声を掛けてきました。
助けてもらいたいのは山々だけれども、見知らぬ男の子だしちょっと警戒するわけで、うーん、と地図を睨むふりをして半笑い。でも男の子は傍で待っていて、「どう?わかる?どこに行くの?」と訊いてきます。
私は諦めてとりあえず手持ちの地図を渡してみました。すると男の子は地図を見てふんふんと頷き、さらにポケットから出したスマホに地図に載っている住所を入力して調べてくれ、「Ok, I'll show you.」と。
showという言葉を使うものだとは思わなかったけれど、おそらく「口で説明するより送るよ」という意味であることは察しました。ただ…こっちがまったく道をわからない状況でついていくのも…迷いどころ。でも、時間も5時前、ロンドンは日の出日の入りが日本より後ろにずれているのでまだ真昼間のような明るさ。連れ込まれるような変な施設がある町柄でもないし、ととりあえずちょっとついていってみることに。
歩き出すと「You come from China?」と言われ、私がやっぱ似て見えるのかwつらいwと思いつつ「No, no, Japan.」と答えると、ほぼ同時に「Japan?」と訊かれ、正直私には国際社会の中の日本の立ち位置はよくわからないけれど、日本人がこういう顔をしていてロンドンに来る可能性はある人種なんだと知っている程度には他国のことを知っている子なんだな、と思う。
そのあとも、ときどきだけ話しかけてくれ、私がThank youと言ったら「日本語では、アリガトウゴザイマスって言うんでしょ」と微笑み、「旅行で来てるの?」「勉強?何の勉強?」「大学に行くの?」と私の拙いというか拙すぎる英語をわかっていながら、ちょこちょこ雑談を振ってくれるのです。Oxfordという単語を使って何か訊かれたときには「オックスフォード大学に行くの?」と訊かれているのかと思って慌ててNoと言いましたが、男の子は気を悪くすることもなく、「オックスフォード・ストリートに行ってきたんじゃないの、今日?」と。そのtodayの単語でストリートのことを言われているとわかり、「Yes! Why?」と訊けば、彼は先刻のPRIMARKの紙袋を指差して、それだよと笑うのです。
途中で学校の前を通りました。すると男の子がその学校を指して「ぼく、ここの学校に通っているんだ」と。その学校は「school for boys」という看板を掲げていました。道に迷っている見知らぬ女の子を送っていくような子なのに男子校なのか、と思い「Boys only?」と訊くと、どうもこの語順が悪かったようで伝わらず。「Only boys?」と訊き直すと男の子は笑い、「そうなんだ、11歳~15歳までね。でも来年から共学になるんだよ」と。
そこで私「………ん?」その学校はSecondory school、そのときの私は知りませんでしたがまぁ日本で言うなら中学に当たるくらいの学校。
この男の子、11歳~15歳なの??と私内心動揺。見た目としては、大学生くらい=同い年くらいかと思っていたわけです。
結局男の子は「もう一度地図見せてくれる?家、何番だっけ」(このあたりは家に全部番号が振ってあり、たとえば私の寮が302なら隣は301と303という具合に通りごとに番号順に並んでいます)と確認したのち、本当に家の前まで送ってくれたのです。「Here? Right?」と訊き、私が「Yeah!! Thank you!!」と言うと、ニッコリ笑って「Have a nice day! What's "have a nice day" in Japanese?」と。あまり日本語で言う言い回しではないので迷いつつ「ヨイイチニチヲ?」と答えたら、嬉しそうな笑顔で「Yeah! Have a nice day, bye!」と手を振って帰っていったのです。
中学生だったのかは謎です。私の訊き間違いで「通ってる」のではなくて「通ってた」のかもしれないし。(ただ、goとwentは明らかに違うので、間違えてないとは思う。goと彼は繰り返していた)あと、やっぱり日本人=私が幼く見えるのかなと思ったけど、大学に行くの?って訊かれたってことはその年頃に見えてたんだよね…。
でもとりあえず……なんて、イケメンなんだ!!!!
イギリスに来て初めて出会った英国紳士です。
感謝感謝です。そっちの駅の方が少し近かったので、彼に率いてもらった道で3日目も行き来しております。
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